2025年1月8日水曜日、鶴林寺にて千年続く伝統行事、鶴林寺の鬼追い(修正会)が開催されます! 「しゅしょうえ」と読みます。災厄を追い払い、五穀豊穣を祈念します。毎年1月8日に境内を無料開放して開催されています。
「鶴林寺鬼追い」として加古川市無形民俗文化財にも指定されています。
昨年同様、本堂の堂内に観衆が入っての開催です。
13時から謡曲「安田吉道」の奉納、14時から悔過(けか)法要、15時頃に鬼の舞(追儺式)、最後に餅撒きが予定されています。
加古川観光協会ホームページより
儀式の際に鬼役が着用する『追儺面(ついなめん)』は、室町時代に制作されたと考えられる、県内で最も古い追儺面だそうです。
加古川市の指定文化財の解説は以下のとおり。
鶴林寺の鬼追いは、天徳年中(957-961)に始まったと伝えられ、国土安穏や五穀豊穣などを祈る行事で、毎年1月8日に実施されています。室町時代から江戸時代初期の形式を残す会式次第が伝わっていて、それに基づいて行われています。薬師如来の悔過作法(けかさほう)の最後に演じられます。
加古川市ホームページより
災いに見立てた鬼が登場し堂内を周回するが、やがて追い払われて平和な年が来ることを暗示します。鬼は赤鬼、青鬼と小鬼4匹で、赤鬼は右手に松明(たいまつ)、左手に斧(おの)、青鬼は矛(ほこ)を持ちます。本堂正面を東から西へ7回まわり、最後の8回目は半ばまで行って戻って来るので、7回半踊るといいます。鬼役は尾上町安田村から選ばれ、願をかけて何年か続けていましたが、近年は3年で交代しています。
市内では、このほか、報恩寺(平荘町山角)や日光山常楽寺(上荘町井ノ口)で鬼追いの行事が行われています。
鶴林寺公式Xの写真は雰囲気たっぷり。
1月8日は、鶴林寺の鬼追い(修正会、しゅしょうえ)です。
— 刀田山 鶴林寺 (@kakurinji) January 5, 2025
千年続く伝統行事で、災厄を追い払い、五穀豊穣を祈念するものです。
午後1時から謡曲奉納、午後2時から悔過法要、午後3時頃に鬼の舞(追儺式)、終わって餅撒きの予定です。 pic.twitter.com/2aIprO6ZMD
都合の合う方はぜひ足を運んでみてください!