2023年10月19日木曜日、加古川市内も通る「播磨臨海地域道路」の優先整備区間のルート案やインターチェンジ(IC)、ジャンクション(JCT)が発表されています!
「播磨臨海地域道路」は神戸市から播磨臨海地域を連絡し、太子町に至る延長約50kmの高規格道路です。(高規格道路とは、高速道路や自動車専用道路などを指します。)
これまでも大まかなルートは公表されていましたが、今回かなり詳細なルート案が発表されました。
加古川市内のルートやIC・JCTを中心に見てみましょう。
PDF資料にて兵庫県のホームページから見られます。
https://web.pref.hyogo.lg.jp/ks09/harimarinkai.html
まず全体図が以下のとおり。
明石西ICの少し神戸側に「明石西JCT」(仮称、IC名JCT名は以下すべて仮称です)ができ、北に上って稲美町を経由して、東加古川で加古川バイパスと接続する「加古川JCT」を経由して南下して、別府の方に向かいます。
加古川JCTあたりを拡大するとこんな感じ。下ノ池付近に加古川JCTができて加古川バイパスと接続し、国道2号線の高畑交差点のすぐ東側を通って行きます。
Googleマップで見るとこのあたり。下ノ池と潰目池を目安にすると分かりやすいと思います。
そして国道250号(明姫幹線)とは中野東交差点あたりで「平岡播磨IC」で接続し、別府港のあたりを経由して、神戸製鋼加古川製鉄所の東あたりに「別府IC」、そのまま西に行ってサザンプラザの南あたりで「尾上IC」ができてそのまま高砂・姫路方面に続きます。
それぞれのIC付近を拡大して見てみます。
まず平岡播磨IC。
Googleマップで見るとこのあたり。元々明姫幹線と斜めに交わっているところに、角度を変えて交わる感じですね。
次に別府IC。こちらは東方向への入り口のみです。
Googleマップで見るとこのあたり。近くにはスポーツ交流館や加古川海洋文化センターがあるところです。中の池からこのあたりまでは住宅地も多いので立ち退きがかなり必要になるのではないかと思われます。
次に尾上IC。こちらは西方向への入り口のみです。
Googleマップで見るとこのあたり。神鋼の西門のあたりです。神鋼前の広い道路をそのまま使えるような感じで比較的スムーズに開通しそうな区間です。
道路は片側2車線の4車線で計画されていて、かなりの交通量をさばけそうです。
今後の予定では、これから都市計画案を作成し、手続きを経て、都市計画決定の流れです。
これから各地で説明会が開催され、加古川市内でも以下の4ヵ所で開催予定です。今回の説明会は播磨臨海地域道路のルートや本線の構造についてです。接続する道路等については、別途説明会を開催するそうです。
国道2号バイパス(加古川バイパスなど)の渋滞解消、災害時のリダンダンシー(交通ネットワークの多重性)確保とともに、ものづくり拠点である播磨臨海地域のさらなる発展につながる道路です。
完成までにはかなりの年数がかかりそうですが、加古川バイパスを利用するために南北の道路が混雑することも多いので、加古川市民の生活にも大きく関わってきます。
今後、また新たな情報が分かればお伝えします。