国立社会保障・人口問題研究所が2023年12月22日に公表した「日本の地域別将来推計人口(令和5年推計)」に、2050年(令和32年)までの将来の人口が都道府県別・市区町村別に掲載されています。
加古川市の2050年までの推計人口データも見られます。兵庫県や周辺自治体と併せてまとめてみました!
加古川市の2050年の推計人口は201,317人
日本の地域別将来推計人口データでは2020年から5年ごとに2050年までの人口が推計されています。
加古川市の推計は以下のようになっています。2024年1月時点では256,328人とすでに26万人を下回っていますが、2050年には201,317人と約20万人になると推計されています。
東京以外のすべての道府県で減少する見通しなので、仕方ない面もありますが、数値で見るとインパクトが強いです。
兵庫県全体の人口減少率との比較
2020年の総人口を100としたときの総人口の指数で兵庫県全体と加古川市の数値を比較すると以下のようになっています。
兵庫県全体では2050年に79.7(30.3%減)ですが、加古川市は77.2(32.8%減)と兵庫県全体よりも減少率が大きい見込みです。
兵庫県の人口は2020年546万人(5,465,002人)から2050年には435万人(4,357,576人)になる推計です。
ちなみに全国では、2050年には指数は83.0(17%減)、約1億400万人となる見通しです。
加古川市周辺の自治体の2050年推計人口
加古川市周辺の自治体の数値も見てみましょう。
神戸市:2050年1,233,396人
2020年の総人口を100としたときの総人口の指数は80.9。
姫路市:2050年436,360人
2020年の総人口を100としたときの総人口の指数は82.3。
明石市:2050年269,828人
2020年の総人口を100としたときの総人口の指数は88.9。
高砂市:2050年61,902人
2020年の総人口を100としたときの総人口の指数は70.6。
稲美町:2050年21,446人
2020年の総人口を100としたときの総人口の指数は70.9。
播磨町:2050年27,485人
2020年の総人口を100としたときの総人口の指数は81.8。
加古川市の周辺では、明石市や播磨町の人口維持が目立ちました。
今回の数値はあくまで推計ですが、少しずつ人口が減っていくのは間違いない方向だと思います。
今よりもっと魅力ある街づくり、またその魅力のPRをして、加古川市に住む人が増えるような施策が必要ですね。