2024年5月、加古川市立就学前教育・保育施設の再編計画が策定されています! 資料は加古川市のホームページで公表され、市立の幼稚園や保育園、こども園についての統合や、さまざまな教育・保育ニーズに対応していくことが書かれています。
加古川市が2024年1月から2月に実施していたパブリックコメント時の内容とほぼ変更はないようでした。
加古川市内を6つのエリアに分けて、園児の数を基準として統合を検討します。
すでに統合やこども園化が決まっているところもあります。
また再編に合わせて取り組む事項も書かれています。
①園区の弾力的な運用
こども園(幼稚園部)及び幼稚園に設定している園区について、令和8年度から、園区外の園にも登園できるよう、弾力的な運用を行います。このことにより、居住地や生活状況に合わせて園を選ぶことができるようになります。
※定員を超える場合は、園区内の居住者を優先し、抽選等により決定します。
②登降園時の自家用車の使用許可
こども園(幼稚園部)及び幼稚園への登降園については、原則として自家用車の使用を認めていません。しかしながら、統合等により、登園距離が長くなる利用者が生じることから、自宅から施設まで一定の距離がある場合に、自家用車の使用許可を行います。ただし、駐車スペースが不足する園もあるため、駐車場用地の確保ができた園から順次実施することとします。
なお、私立施設の整備促進によって比較的近い場所へ登園できる環境が整っていること、通園バスを導入している私立施設も充実していることを踏まえ、本計画での再編による通園バスの新規整備は行いません。
③3年保育の実施
3年保育未実施の幼稚園について、段階的に3年保育を実施し、令和9年度までにすべての幼稚園で3年保育を実施します(こども園幼稚園部では実施済み)。
④平日の預かり保育の要件緩和及び⾧期休業中の預かり保育の検討
幼稚園における預かり保育の要件緩和及び長期休業中の預かり保育については、試行的な実施などにより効果検証を行いながら、具体的な実施方法を検討します。
⑤教育・保育の人材育成等
幼稚園教諭、保育士のキャリア等に応じた計画的な研修体制の構築及び研修の実施に努め、市全体の教育・保育の質の向上を図ります。また、幼稚園教諭、保育士を目指す人に実習の場所・機会を提供するとともに、保育士資格や幼稚園教諭免許状を有しながら、就労していない潜在保育士等に、学び直しや実践の機会を提供します。
⑥特別な支援が必要な児童への対応力の向上
療育機関や相談機関等と連携し、特別な支援が必要な児童の発達状態や特性に応じた指導内容や指導方法の工夫を組織的・計画的に取り組みます。あわせて、研修等を通じた市内の教育・保育施設への情報提供や、施設等が相談できる体制づくりに努めます。
⑦小学校教育への円滑な接続に向けた幼保小連携の推進
「幼児期の終わりまでに育ってほしい姿」や令和5年度策定の「アプローチカリキュラム」を基に就学前教育と小学校教育との連続性を意識した教育・保育を展開し、小学校への円滑な接続を推進します。また、私立こども園、幼稚園、保育園等と小学校との連携や交流の機会を充実させ、5歳児から小学校1年生までの「架け橋期」における幼保小連携の取組みを進めます。
加古川市立就学前教育・保育施設の再編計画より
パブリックコメントでは17件の意見提出、34件の意見項目が出て、意見に対する加古川市の考え方についても公表されています。
気になる方はチェックしてみてください!