加古川に架かる加古川橋。国道2号線上の橋で、自転車や徒歩でも渡れます。
その加古川橋の架け替え工事が進んでいます。ずっと河川敷で工事をしているのが気になっていた方もいるんじゃないでしょうか。
どんな工事を進めているのかまとめてみました。
加古川橋の老朽化対策
加古川橋は西行き車線(架設後90年経過)と東行き車線(同60年経過)からなる老朽橋です。架け替えによって、耐震性も向上する見込みです。
また、橋脚が現在は16本あり、増水時に加古川の流れを阻害してしまっていますが、架け替え後は5本に減らすことで洪水対策にもなります。
将来的な国道2号線の4車線化に向けて
東播磨道が開通して、加古川の2号線の交通量が増えているため、坂元交差点から加古川橋までの4車線化が計画されています。
今している工事は、この加古川橋工区にあたります。ちなみに加古川橋の架け替え後の交通状況を見て、橋の上も4車線化するかどうかを判断するそうです。
以下の資料に工事の効果などが書かれています。
兵庫県の投資事業評価調書(加古川橋)(PDF)
また4車線化では平野工区も先に実施する予定となっています。早ければ令和4年(2022年)には工事に着手し、令和6年(2024年)工事完了という予定が出ていました。
以下の資料に詳しく書かれています。
兵庫県の投資事業評価調書(平野工区)(PDF)
坂元から平野西の区間を工事するとかなり大規模なものになりそうです。立ち退き交渉も必要となると思うので、なかなかスムーズに進まない可能性もありますね。
加古川橋の上流(北側)に新橋を架ける工事が進んでいます
平成30年(2018年)から既に工事が始まっているので、二国で加古川を渡ったり、電車で姫路に向かったりするときに工事の様子を見ている人も多いかもしれませんね。
具体的な工事内容としては、現在の橋の上流側に新しい橋を架けてから、現在の橋を撤去する流れです。こちらがステップ1として令和7年(2025年)までの工期で進んでいます。
また、交通状況を見て必要ならステップ2で撤去した部分に新しい橋を作り、4車線化を行います。
車はもちろんですが、自転車や徒歩でも渡りやすくなると嬉しいですね。
加古川橋西詰交差点の六叉路を四叉路に、東行き右折レーン新設
加古川橋の架け替え工事とともに、交差点の改良も行っています。
加古川橋の西側(高砂側)の交差点に現在は6つの道が集まっていて、慢性的な渋滞の原因となっています。ここを4つの道が集まるように改良するそうです。
二国の4車線化は立ち退きなども関係して、すぐには実現しなさそうですが、加古川橋の架け替えはすでに工事が始まっています。
加古川の交通渋滞が少しでも減って住みやすくなるといいですね。
また工事が進んで、新たな情報があれば追記しています。