令和10年(2028年)4月開校を目指して、加古川市が学びの多様化学校を建設することが令和8年度の予算案で発表されました!
令和8年度、9年度に新築工事を行う予定です。

学びの多様化学校の建設
令和10年4月開校に向けて、不登校の期間に学習できなかった内容を学び直したいと希望するこどもを対象とした「学びの多様化学校」の新築工事を行います。
令和8年度加古川市当初予算案より
加古川市における学びの多様化学校設置に関する基本方針によると、学びの多様化学校は以下のような特徴の学校です。
学びの多様化学校とは
加古川市における学びの多様化学校設置に関する基本方針より
不登校児童生徒の実態に配慮した特別の教育課程を編成して教育を実施する必要があると認められる場合、文部科学大臣が、学校教育法施行規則第56条に基づき(第79条(中学校)、第79条の6(義務教育学校)、第86条(高等学校)、第108条(中等教育学校)において準用)、学校を指定し、特定の学校において教育課程の基準によらずに特別の教育課程を編成して教育を実施することができる学校である。 国は、学びの多様化学校について、本校として設置する「学校型」、本校と分離して設置する「分校型」、一部の学級のみを学びの多様化学校として設置する「分教室型」、高等学校等において一部のコースを学びの多様化学校として指定する「コース指定型」を含めて、全国に300校の設置を目指している。
学びの多様化学校を簡単に言うと、不登校の状態にある児童生徒の実態に合わせて、カリキュラムを柔軟に組み替えてもよい国が特別に認めた学校のことです。通常の公立学校と同じく、正式な卒業資格が得られます。以前は不登校特例校と呼ばれていました。

令和7年4月現在、全国で58校(うち公立学校37校、私立学校21校)が設置されています。
現在、加古川市ではスクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカーの活用やメンタルサポーターの配置、わかば教室(教育支援センター)など、さまざまな不登校対策事業を実施しています。
学びの多様化学校は現在の事業でカバーできていない課題を補完する役割です。
COCOLOプランで示される「学びたいと思った時に学べる環境」について、居場所を提供しているわかば教室や校内サポートルームの充実を図っているものの、「学びを求める居場所」については、現在の事業で補完できていないと推測され、「学びのリスタート」が実現できる新たな学びの場としての不登校対策の課題が残っている。
加古川市における学びの多様化学校設置に関する基本方針より

基本方針に書かれた加古川市の設置案では、以下が予定されています。
- 開校時期:令和10年4月(2028年4月)
- 設置場所:加古川市加古川町北在家2604番地、2606番地
※現在は市役所職員駐車場として利用。加古川市役所近くで通学しやすく、教育相談センターや教育委員会と連携しやすい場所に。 - 設置形態:分校型
設置場所は加古川郵便局の裏あたり。以下の地図の場所です。
入・転学を想定する対象者及び定員は以下のとおり。中学生が対象です。
① 対象者
当該年度の中学校1年生・2年生・3年生に該当する者のうち、次の各号のいずれにも該当する者で教育委員会が認めた者とする。
ア)市内在住の生徒
イ)不登校状態である、または不登校傾向が見られる生徒
ウ)学びの多様化学校の教育課程や特徴を理解したうえで、本人・保護者ともに入・転学を希望するとともに、登校して学ぶことを希望する生徒【想定する対象者】
・不登校による学びの遅れを取り戻したい生徒
・希望する進学先に向けて学び直したい生徒
・在籍校や従来の学校とは違ったところで学び直したい生徒
・在籍校等とは違った新たな友人関係を求めたい生徒
・長期欠席により在籍校に戻りにくくなった生徒
・従来の学校のカリキュラムが自分に合わないと感じており別の学校で学びたい生徒
・進学した私立中学校で不登校となり、地元中学校への転校に抵抗がある生徒 等② 定員
不登校を経験し配慮を要する生徒が在籍することから、少人数の学級を想定し、各学年1学級、1学年につき10名程度とし、学校全体で40名程度を基本とする。
加古川市における学びの多様化学校設置に関する基本方針より
また、体調面や心理面に配慮し、通常の登下校時間に重ならないように、始業時間を遅らせ、就業時間を早める等の時間割を設定するそうです。

これから約2年間で建設して、開校となる予定です。困りごとを抱えた子への受け皿が増えることは望ましいですね。見守っていきたいと思います。
令和8年度の予算案から気になるポイントをピックアップしてお届けしています。

