手軽にステーキを食べられると人気のいきなりステーキ。2018年には加古川店が明姫幹線沿いにオープンしました。オープン直後に来店した方も多いのではないでしょうか。
いきなりステーキは立ち食いスタイルのイメージが強いですが、実は2020年春に加古川店は家族でゆっくり座って食べられるお店に変わっています。
またテイクアウト用のお弁当も始めて、今までより利用しやすくなっています。
今回、店長の福原さんに、いきなりステーキ加古川店の変化についてお話を伺いました。
取材日:2020年6月16日 聞き手:かこがわノート編集部まさみ(佐藤正巳)
テイクアウト用にステーキ重・ヒレステーキ重を販売中
福原さん「今までは主に店内でお召し上がりいただく形だったんですが、コロナの影響で持ち帰れるメニューとしてヒレステーキ重とステーキ重を始めました。
5月後半の加古川市役所とコラボした市民会館でのお弁当販売にも5日間出店させていただいて、ご好評いただきました。
いきなりステーキ加古川店としてこれまでもテイクアウトはやっていたんですが、これからも積極的にやっていく方針です」
――お持ち帰りを利用される方は多いんでしょうか?先ほどもいらっしゃいましたね(14時過ぎからの取材のタイミングでもテイクアウトされている方がいました)。
福原さん「週末には60食、70食出ることもあります。
ご家族でおうちで召し上がる方も多いようです。毎週ご注文いただいている方もいます」
外食を控えているけど、ちょっと豪華に家で食べたいと注文される方も多いそうです。
また以前からあったグランドメニュー(通常メニュー)のテイクアウトももちろん可能です。
平日限定のランチメニューやディナーメニューはいきなりステーキ加古川店のホームページから最新情報が確認できます。
家族利用しやすいローテーブルの導入
――実は加古川店に来るのは初めてなのですが、3年ほど前に東京の店舗で足を運んだことがあります。
福原さん「その頃の東京だと立ち食いのスタイルだったと思います。
加古川店のような地方都市のロードサイドに面したお店は、ご家族で食べられるように変わっています。
この春からローテーブルも導入して、ご家族のお客様も増えています」
これまでの立ち食い用の高いテーブルには椅子がセットされ、2月下旬からは家族やグループで使いやすいローテーブルも導入していました。
この日もグループでローテーブル席を利用されている方が何組かいらっしゃいました。今までのいきなりステーキの店内とは違う印象です。
福原さん「これまでは列に並んでお肉何グラムと注文いただくシステムだったんですが、今はテーブルで200グラム300グラムと定量をご注文いただく形に変わっています。
ご入店後、着席されたままご注文頂けますので、もう席を立つ事なく、ごゆっくりお食事いただけます」
お子さまメニュー・女性向けセットメニューも提供中
――外ののぼり旗にレディースセットが書かれていましたね。
福原さん「お子様セットと女性向けセットメニューも他の店舗ではもうやっていないところが多いんですが、加古川店としては家族のお客様向けに独自の取り組みとしてご用意しています。
男性だと肉だけという方もいらっしゃいますが、女性向けにサラダやパン、スープと100グラム・150グラムのステーキがセットになっています」
福原さん「また今まではお子様を連れていただいても大きなサイズのメニューしかなくてご不便をおかけしていました。
お子様向けには、100グラムのおこさまステーキや150グラムのハンバーグに、キッズセットをご用意しています」
福原さん「ご家族でいらっしゃっても皆さんでお召し上がりいただけるように、他店では終了したこうしたメニューを加古川店では提供させていただいています。
いきなりステーキの男性がガッツリ食べるというイメージからご家族で楽しめるようなイメージに変えていきたいと思ってます」
ご年配の方、少量を求められる方向けに100グラムや150グラムでのステーキ提供にも対応
福原さん「ご年配の方やお子様向けには100gや150gの大きさでステーキも出させていただいています。このあたりは加古川店独自の取り組みです」
――いろいろ融通が利くというイメージでしょうか?
福原さん「コロナの影響もあって、店独自の取り組みがやりやすくなりました。お弁当販売の出店など地域に根付いた活動もそうです。
加古川店は少ないグラム数のお肉の提供やお子さん向け、女性向けメニューなど、『なんでも対応させていただきます』というコンセプトでやっていますので、ご家族みなさんで来ていただきたいと思っています」
実際にステーキ重をテイクアウトしていただきました
取材後にテイクアウト専用メニューのステーキ重を用意していただいて、家に持ち帰りました!
別添えのステーキソースをかけていただきます。
肉を食べてることをしっかり意識できる分厚さがありつつ、食べやすい柔らかさの焼き加減で、三時のおやつ時間なのに箸が止まりませんでした。にんにくも効いています。
ステーキは150グラムと聞きましたが、もっとあるように感じるくらい大満足のボリュームでした。
ごちそうさまでした!
取材を終えて
福原さんは2020年2月から加古川店の店長になられたそうです。
「大変な時期だったのでは?」と伺うと、逆にできることも増えたと前向きなお返事。
今までのお客さんを待ってという形から、呼びかけていく形へ、やればやるなりにお客さんにも来ていただけると手応えを感じている様子でした。
チェーン店は店ごとの取り組みが難しい印象がありましたが、加古川店がいろいろと工夫して取り組んでいることがよく分かりました。
最近いきなりステーキ行ってなかったな~という方も、一度足を運んでみると変化が楽しめるはずです。ご家族やグループでもどうぞ。
実は取材に行くまで、私も家族で行くイメージは持っていませんでした。でも子ども向けのハンバーグや女性向けセットがあるなら「今日はちょっと豪華にお肉行くか!」と家族でも行きやすくて嬉しいですね。
(文責:佐藤正巳)
※写真内の価格などは取材時点のものです。
店舗名 | いきなりステーキ加古川店 |
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住所 | 兵庫県加古川市野口町長砂1177-4(地図) |
公式サイト | いきなりステーキ加古川店 |