加古川市が2024年1月5日から2月5日までの期間、加古川市立就学前教育・保育施設の再編計画(素案)に関するパブリックコメント(意見公募)を実施しています。
私立こども園・保育園などの利用者が増える一方で、市立の幼稚園・保育園の利用者が減少していることを踏まえて、統合を含めた再編計画が出ています。
再編計画の期間は令和6年度から令和10年度までの5年間。
6つのエリア
市内を中学校区を元に6つのエリアに分け、再編基準を元に進める計画です。
再編基準
2年連続で4歳児・5歳児がいずれも20人を下回ると統合を検討するそうです。
再編基準
①令和5年4月1日時点で、2年連続「4、5歳児でいずれも20人未満」に該当する幼稚園について、令和10年度までに他の市立施設と統合を進めます。
②本計画策定以降、各年度4月1日時点で2年連続「4、5歳児でいずれも20人未満」に該当することとなった幼稚園について、他の市立施設との統合を検討します。
③本計画策定以降、各年度4月1日時点で「4、5歳児でいずれも10人未満」に該当することとなった幼稚園について、速やかに他の市立施設との統合を検討します。
④統合する施設は、同一エリア内の施設とします。
⑤既存の幼稚園と保育所を統合する場合は、認定こども園として再整備します。
加古川市立就学前教育・保育施設の再編計画(骨子素案)より
また統合に合わせて、以下の事項にも取り組みます。
①園区の弾力的な運用
②登降園時の自家用車の使用許可
③3年保育の実施
④平日の預かり保育の要件緩和及び⾧期休業中の預かり保育の検討
⑤教育・保育の人材育成等
⑥特別な支援が必要な児童への対応力の向上
⑦小学校教育への円滑な接続に向けた幼保小連携の推進
加古川市立就学前教育・保育施設の再編計画(骨子素案)より
各エリアごとの細かい情報は再編計画(本文素案)のPDFに掲載されています。概要だけ以下に抜粋します。
園舎の改修状況、駐車場の確保や近隣施設などの面から統合後の園舎が決められています。
エリアⅠ 加古川中学校区・氷丘中学校区
現在の鳩里保育園の所在する地域にこども園として統合。
2024年3月8日追記:(仮称)加古川中央こども園の新築工事が県営加古川西団地の一部の跡地で行われる予定です。
https://kakogawa-note.com/open/20240310-kakogawachuokodomoen-map/
エリアⅡ 中部中学校区・平岡中学校区・平岡南中学校区
エリアⅢ 浜の宮中学校区・別府中学校区
エリアⅣ 陵南中学校区・山手中学校区
エリアⅤ 神吉中学校区
エリアⅥ 両荘みらい学園校区・志方中学校区
再編後の施設の活用方法
再編を行った後、機能を終えた施設の活用については、小・中学校での有効活用、放課後児童クラブやその他の子育て支援施設への転用など、様々な方法を検討します。
なお、老朽化や地理的条件などの理由から、施設を継続して利用することが困難な場合には、売却により、市の施策推進のための財源化を図ります。
加古川市立就学前教育・保育施設の再編計画(本文素案)より
5年の間に再編基準に該当した場合には、統合が検討されます。
まだ素案ですので、意見のある方はぜひ加古川市ホームページから詳細を確認して、パブリックコメントをお送りください。