明姫幹線沿いの神戸新聞ハウジングセンター加古川会場に展示場を構えるアイ工務店。「名前はよく聞くけど、実際どんな住宅メーカーなの?」と気になっている方も多いのではないでしょうか。

2026年8月29日(土)に加古川会場にアイ工務店の2棟目のモデルハウスがオープンします。1つの会場で2軒のモデルハウスが一気に見られるようになります。
今回は2棟目のオープンに先がけて、アイ工務店 加古川明姫幹線展示場の北川さんに、「アイ工務店ってどんな会社?」「なぜ選ばれているの?」をじっくり伺ってきました。
取材してみると、営業さんが図面を書く話、保証30年の話など『へえ』の連続でした!
取材日:2026年7月27日 取材・撮影:佐藤正巳(かこがわノート)
加古川支店だけで年間150棟。実は播磨で強い会社

まず驚いたのがアイ工務店がこのエリアで手がけた棟数です。
- 加古川支店エリア:年間約150棟
- 姫路・加古川エリア:年間約320棟
- 全国:年間約9,300棟(受注ベース)
加古川エリアで年150棟は、新築の中でもかなりの割合です。「最近、アイ工務店の現場をよく見るな」と感じていたのですが、数字を知って納得しました。
聞けばアイ工務店の1号店が姫路、2号店が加古川と、このエリアが発祥の地だそうです。

モデルハウスも加古川近隣エリアに複数あります。この神戸新聞ハウジングセンター加古川会場のほか、すぐそばにある加古川南営業所、国道2号線沿いのABCハウジング内や、アイパーク高砂、加東市のアイギャラリー滝野社などがあり、車で10分圏内に違うタイプのモデルハウスがあるのがおもしろいところ。
高砂には平屋が建っていて、加東市の展示場には体感室があるそうです。「平屋を見たい」「断熱性能を体で確かめたい」といった目的別に、ハシゴして見学する方も多いのだとか。
選ばれる理由① 性能と価格のバランス
「最終的にアイ工務店に決めた理由で多いものを3つ挙げるとしたら?」と聞くと、まず返ってきたのがコストパフォーマンスでした。
安売りをしているわけではない。ただ、同じ性能を他のメーカーで建てようとすると届かない価格帯に収める、つまり「いいものを、手が届くラインで」というのが今のアイ工務店の立ち位置です。

なぜ価格を抑えられるのか
自由設計で性能も高いと、普通は価格が上がります。そこをどう抑えているのか聞いてみました。
ひとつは仕入れ。アイ工務店は自社製品で固めるのではなく、各メーカーの建材・設備を組み合わせて採用しています。棟数が増えるほど一括発注のロットが大きくなり、仕入れ値が下がる。年間9,000棟超という規模がそのまま価格に効いてくるわけです。
もうひとつが、ちょっと意外な話。各展示場に営業事務を置いていないそうです。掃除もお茶出しも事務作業も、営業スタッフが自分でやる。展示場ごとに1人分の人件費が浮けば、それも積み重なる——というわけです。

選ばれる理由② 1cm単位で調整できる提案力
2つめが提案力です。
アイ工務店には「パーソナルモジュール」という設計の考え方があります。基本は一般的な尺モジュール(91cm刻み)ですが、建物の内側は1cm単位で調整できるというもの。
「廊下はこの幅」「部屋はこのサイズ」と決まった寸法の中で間取りを考えるメーカーが多い中、例えば「この収納棚をぴったり納めたい」といった細かい要望に、寸法そのものを動かして応えられます。
北川さん自身は「全部を1cm単位で動かすわけではないですが、提案するときの自由度がまるで違います」と話していました。

提案図面を書くのは、設計士ではなく営業スタッフ
そして、いちばん驚いたのが、アイ工務店では間取り図を書くのは営業スタッフという点。設計士はもちろんいますが、登場するのは契約後。それまでの提案図面は営業さんが自分で書きます。3Dソフトで外観・内観・日当たりまで再現して、ゲームの中を歩くように見せてくれるそうです。
図面を書けないと、家の中身を本当のところは分かっていないまま説明することになるのではないか、と北川さんは仰っていました。

ちなみに北川さんは、ヒアリングでは「絶対にやりたいこと」の優先順位だけを聞き、あとはプロとして提案するスタイル。最初に提案した間取りがそのまま採用されることが多いそうです。
選ばれる理由③ 紹介が4割という信頼
3つめが会社としての安心感。
保証や性能の裏づけがある分、地場の工務店に頼むのとは違う安心感がある、という声が多いそうです。
それを裏付ける数字がひとつ。契約の約4割が、すでに建てたオーナーさんからの紹介だそうです。
家って人生で一番大きな買い物です。いまいちな会社なら、友人や親戚に絶対すすめません。それが4割というのは、住んでからの満足度がそのまま数字に出ているのだと思います。
北川さんによると、最後の決め手になるのは担当営業の人柄とレスポンス。アイ工務店は大手ハウスメーカーからの転職組が多く、住宅の基礎知識をすでに持った層が中堅に厚い。その人たちが新入社員を育てているので、営業スタッフ全体のベースが高く保たれているのだそうです。
実際、目の前の北川さんも「施主さんには絶対に満足してほしいので、適当に図面を引くことはしたくない」と話していました。営業さんの人柄がそのまま会社の信頼になっているんですね。

断熱・気密はトップクラスでした【数字で見る】
「一般の方には分かりにくいかも」と思いつつ、せっかくなので数字も教えてもらいました。
| 断熱等級 | 等級6 |
| UA値(断熱性能) | 0.28 |
| C値(気密性能) | 全棟C値測定・約束値0.5、平均実測値0.32 |
| 耐震等級 | 等級3 |
| 制震 | オリジナル制震フレーム「アイダンパー」を標準装備 |
数字だけ並べてもピンとこないと思うので補足すると、断熱等級6・UA値0.28はハウスメーカーの中でもトップクラスの水準です。ダブル断熱とトリプルガラスの組み合わせで実現しています。

気密性能を表すC値は、そもそも全棟で実測している会社自体が多くありません(カタログ値だけ載せている場合もあります)。全棟測って平均0.32という数字は、かなり手堅いです。

耐震は最高等級の3が標準。そのうえで制震フレーム「アイダンパー」が入るので、揺れそのものを吸収する考え方も組み込まれています。

保証がすごい。初期保証30年、設備保証10年
性能に加えて「これはいいな」と感じたのが長期保証です。
住宅の保証は法律上10年と決まっていて、そこから先を何年に設定するかは会社次第。よくあるのが「10年目に有料点検・有料修繕を受ければ、さらに10年延長」という仕組みです。
アイ工務店は初期保証が30年。10年目も15年目も20年目も、お金を払って点検してもらう必要がなく、修繕箇所があっても無料。30年間、追加費用をかけずに住めるという考え方です。

さらに設備保証が10年。IH・レンジフード・食洗機・ウォシュレットなど、いわゆる「一番壊れるところ」8点が対象です。メーカー保証は通常1〜2年ですが、そこにアイ工務店が上乗せして合計10年にしています。
定期点検は3か月・1年・2年・5年・10年・15年・20年のタイミング。ここまで無料というのは、正直かなり手厚いです。30年目以降も有償点検を受けていくと70年の長期保証が受けられます。
平屋が3割。しかも若い世代
話の中で意外だったのが、平屋の割合が全体の約3割という話。
平屋というと「年を取ってからの建て替え」というイメージがありましたが、今は20代・30代でも普通に選ばれているそうです。しかも会社側から「平屋という選択もありますよ」と提案するケースが多いのだとか。
平屋のメリットとして、以下のような点を教えていただきました。
- 耐震性が上がる(2階の荷重がかからないぶん、構造的に有利)
- 階段がない=バリアフリー。老後に建て替えず、そのまま住み続けられる
- 「1階で家事が完結する」「2階にバルコニーはいらない」という今どきの要望と相性がいい
価格は割高になりますが、「払う価値はあるか」を土地の広さと合わせて提案していくそうです。

加古川エリアは都心部に比べて土地に余裕があるので、平屋が現実的な選択肢に入りやすいんですね。
土地探しからでも大丈夫。7割が「土地なし」からのスタート
相談に来る方の約7割は、土地を持っていない状態からだそうです。
アイ工務店では地元の不動産会社と連携しつつ、候補を探していきます。気になる土地があれば現地に一緒に行き、「この土地ならこういう家が建てられます」と、その場でプランのイメージまで見せてもらえる。
土地を先に決めてから相談すると「もう少しこうだったら…」となりがちなので、土地探しの段階から一緒に動けるのは大きいと感じました。
もちろん、建て替え・解体が必要なケース、住宅ローンが残っていて住み替えたいケースの資金相談もできます。
区画整理や農地転用の絡んだ複雑な条件の土地で、役所とのやりとりを重ねて3年がかりで家を建てることができたケースもあるそうです。そこまで一緒に伴走してくれるのはありがたいですね。
今のモデルハウスの見どころは「ハーフ吹き抜け」

現在の加古川明姫幹線展示場は2022年10月完成。コンセプトはカフェスタイルで、内装は少し濃いめの色でまとめられています。
案内で必ず立ち止まるという一番の見どころが、リビングのハーフ吹き抜け。
普通の吹き抜けは天井を2階まで抜いてしまいますが、ハーフ吹き抜けは途中まで。中途半端に聞こえるかもしれませんが、これがよくできています。
- 天井が高くなり、同じ広さでも空間が広く感じる
- 上部に窓を取れるので、隣に家が建っても光が入る
- それでいて2階の部屋がなくならない
- 普通の吹き抜けの弱点(音・におい・冷暖房・2階の面積減)を避けられる
実際に立ってみると、8畳ほどの空間が明らかに広く感じました。

ちなみにこの家、階段が2つあります(1階→2階、2階→さらに上)。


建築上は2階建てに分類されるので、2階建てまでしか建てられないエリアでも使えるそうです。

8月29日(土)、2棟目がオープンします

そして冒頭に書いた2棟目は2026年8月29日(土)オープンです。
北川さんに「向こうの一番の見どころは?」と聞くと、即答で「ガッツリ、スキップフロアです」との回答。
スキップフロアは階段の途中に半階分のスペースをつくる設計。リビングとつながりを持ちながら、書斎・セカンドリビング・子どもの学習スペースとして使えます。今の1棟目にはない構成です。
内装も1棟目とは対照的に、淡い色合いの「ジャパンディ」(ジャパニーズ+スカンジナビアン)テイストになっているそうです。
濃いめのカフェスタイル(1棟目)と、淡いジャパンディ+スキップフロア(2棟目)。同じ会場で2つの提案を見比べられるのは、8月29日からです。
2棟目の中の様子は、完成後にあらためて取材させてもらう予定です。お楽しみに!

モデルハウス情報
| 展示場名 | アイ工務店 加古川明姫幹線展示場 |
| 会場 | 神戸新聞ハウジングセンター加古川会場 |
| 住所 | 兵庫県加古川市尾上町今福49-1 |
| 電話 | 079-490-2278 |
| 公式サイト | モデルハウス紹介ページ |
※こちらの記事は訪問取材記事作成サービスで制作したものです。

